963人が本棚に入れています
本棚に追加
「別に…困っている人を助けたかっただけです…」
「でも・・・二度も君に助けて貰った…お礼はするよ…」
彼はそう言って、床にボストンバックとビジネスバックを置いた。
そして、ローテーブルに置かれていたコテージの宿泊の手引き書を見た。
「私はディナーを予約したので・・・食べに行きます。鍵はここに置いておくので、貴方は適当に近くのコンビニで何か買ってください」
「Wi-Fi完備か・・・PCは使えそうだな・・・ディナーか・・・分かった…」
「じゃ行って来ます」
「いってらしゃい。阿川さん」
彼の笑顔でドキンと強く鼓動を跳ね上げた。
私は胸を高鳴らせたまま、ディナーに行った。
最初のコメントを投稿しよう!