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島で初めて迎える朝だった。
目覚めるとベットの上私はで眠っていた。私は鈍い痛みを残す頭を押さえながら体を起こした。
隣のベットはキレイに整頓されたままで、誰も眠っていなかった。
階下に下りるとソファに仰向けに転がり、タオルケットを掛けて、眠る南条さんの姿が見えた。
彼は私が階段を下りる足音で目を覚ます。
「目が覚めた?阿川さん」
「あ・・私・・・」
「お酒に弱いなら、無理せず飲まなければいいのに・・・」
「すいません・・・」
カラダを起こし、無理なスタイル眠っていた彼は凝り固まった筋肉を解し、最後は首を鳴らして、天井に向かって腕を伸ばした。
「私…どうやってベットに入ったのか…憶えていなくて・・・」
「…俺がベットまで、抱き上げて君を運んだ…」
「えっ!?あ…ゴメンなさい…」
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