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「コーヒー持ってきたぞ」
弟の奏弥先生が紙コップのコーヒーを持ってきた。
そして、京弥先生の隣の椅子に腰を下ろす。
「なんで？お前が隣に座るんだ…」
「休憩だ…俺には構わず…話を続けてくれ」
弟先生がコーヒーを啜り、一息ついた。
「…あ…筒見社長夫妻も飲んでください」
「兄貴も飲んでいいよ」
「お前に言われなくても飲む・・・」
三人でコーヒーを啜り、間をおいた。
「凛香の出産は大変だと訊きました」
柊也さんが話の続きを再開した。
「天空島の病院の産婦人科医は不在でしたからね・・・」
「二人の命を救ってくれた貴方には本当に感謝しかありません…」
「医者として当たり前の事しただけですよ…」
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