652人が本棚に入れています
本棚に追加
顔は瓜二つだけど、南条さんと拓郎は全く異なる性格の持ち主だった。
「缶ビールは止めておいた方がいいですよ」
缶ビールを手にした私から缶ビールを取り上げ、代わりにノンアルコールの缶酎ハイを渡した。
「・・・」
「また、無防備に眠られたら、困る…」
「南条さん・・・東京に戻っても、またこうして会ってくれますか?」
「会わないよ・・・俺が拓郎さんの代わり身をするのは、この島限定だ・・・」
「南条…さん」
最初のコメントを投稿しよう!