二度目の夜

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顔は瓜二つだけど、南条さんと拓郎は全く異なる性格の持ち主だった。 「缶ビールは止めておいた方がいいですよ」 缶ビールを手にした私から缶ビールを取り上げ、代わりにノンアルコールの缶酎ハイを渡した。 「・・・」 「また、無防備に眠られたら、困る…」 「南条さん・・・東京に戻っても、またこうして会ってくれますか?」 「会わないよ・・・俺が拓郎さんの代わり身をするのは、この島限定だ・・・」 「南条…さん」
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