置手紙

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「私は貴方を想って泣いています…拓郎は関係ありません…」 「俺の為に泣いてくれる女性は君が初めてだ・・・でも、君は笑ってる方がいい…」 「玲斗さん・・・」 満月島には一キロほどの孤島で、周辺は砂浜に囲まれ、中央は南国の草木が生え渡っていた。 「・・・」 玲斗は彼女の手を掴み、小高い場所へと坂道上がった。 「!!?」 突然、凛香は何かに躓き、扱けた。 「大丈夫か?」 彼が私のもう片方の手を掴み、立たせた。 「暗いし…帰ろうか?」 「でも。行きたい場所があったのでは??」 「別に・・・もう少し高い場所に上って、近くで月と星を見たかっただけだ…」 「じゃ行きましょ??玲斗さん」 凛香はスマホを取り出し、その液晶の光で辺りを照らした。
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