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「どういうことだよ? ホテルってどこのホテルだよ?」
俺はメモ用紙の下に書かれたホテル名を聡に告げた。
「はっ? ウェスティン? えっ、お前今ウェスティンにいるのか?」
今度は聡が驚いた声をあげている。
「ああ。そうみたいだ」
「それってもしかして……、その部屋、美月ちゃんが泊まる部屋だったんじゃないのか?」
「どういうことだよ? わかるように説明しろよ。」
「昨日お前がなかなか起きないから、俺は美月ちゃんにお前を起こして帰らせてくれって頼んだんだよ。実は昨日さ、美月ちゃんの誕生日だったらしくって、そのホテル予約してたらしいんだ」
「秘書が俺を?」
聡の話から、やっと俺は自分の状況に理解ができ始めた。
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