アナタと僕のお勉強

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ガラッ   「ただいま…」   と、俺は誰も居ない部屋に声をかける   「もう!遅いよ、シズちゃん!!」 「は?臨也、手前また部屋に入りこみやがって、今日は何しに来たん   だこのマセガキ」 そう、゛いつもは゛誰も居ない部屋だが時折隣の家の『折原臨也』が入って来る、用件はいつもそう決まってこう言う「いや〜、シズちゃんお馬鹿だからさ隣人の顔忘れちゃたかなってねw」どうせ今日もこう言うに決まっている   「イヤだな〜シズちゃんそんな言葉づかいしてると嫌われるよww」   「あぁ!用件ねぇなら、早く帰れ!」 はぁ…今日は臨也に会わねぇし喧嘩もねぇからいい日になったと思ったのに、最後の最後に!マジ、イラつく   「アハハ、嘘うそ今日は本当に用件があってきたんだよ!」 ゴクリ…俺は初めて臨也の言葉を信じた、、、ただ信じた先にあんな事があったなんて信じたくねぇ   「勉強で分かんないとこがあるから、聞きに来ました!」 は?おい、臨也はなんて言った?『勉強で分からないところ?』 ハハ…そっか、臨也に教えんのか〜そっか〜   「じゃねぇえ!!は?お前、年順満点野郎だろ?!そんな、勉強バカ   が分かんねぇとこあんのかのよ!」   「はぁ?俺だって分かんないとこあるし」  頬を、膨らませている小学5年……マジキモい   「ちょと、シズちゃんいま絶対変な事思ってたでしょ!?」 「んな事……思ってねぇよ!!」 「今の間なに?」 俺は、無視して部屋に行く時々『ちょ、シズちゃん!?』『ねぇ無視しないでくれる』とか聞こえた気がする   「ねぇ、しずちゃ」 臨也が俺の名前(とは認めたくないもの)を呼ぼうとした瞬間俺は臨也を呼んだ   「おい、臨也勉強教えんのか?教えねぇのかどっちだ」 「パァァシズちゃんありがとう!」 ゾクッ、一瞬背筋が凍りそうなほどの寒気が来たが俺は気のせいだと思い部屋へ行ってしまった…… 「あぁ…本当にありがとうシズチャン」   なぜ俺は、臨也の持っていた教科書を確認しなかったのだろう、 本当にいつも満点の臨也に問い続けなかったのだろうか……  あぁ、なぜ俺は今イザヤの下にいるの   「サァ、静チャン保健体育ノ時間ダヨ」
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