†プレイ†

1/1
前へ
/1ページ
次へ

†プレイ†

「ここに座って」 ベッドに腰掛ける男の人が隣を叩く。 大人しく隣に座ると優しく抱き寄せられた。 すると耳元で 「…くすぐられたいんだよね…? ……容赦しないよ……?」 今着ているものは肌触りの良いキャミソールと刺繍レースが施された下着のみ。 有無を言わずに下着のホックを外される。 下着は取っ払わずそのままの状態で。 男の人は穏やかに笑っている いや、ニヤニヤしている (楽しみなのだろう) 私も内心楽しみだ 大きな手が肩を撫でる。 そのまま下に滑らせる。 手を握られた。 「脅し過ぎたかな?怖い?」 私は毎回プレイのたびに緊張する。 緊張すると身体が震える。 怖いわけじゃない。 緊張と興奮と楽しみで身体が震えるだけだ。 手はそのままお腹に回る。ホールドされた状態で右手は左を。左手は右側の脇腹を撫でる。 「……ッ」 大きい手は当然指も長い。長い指が背中まで届いている。実は背中も弱い。 「……ッ(ピクッ)……ンッ」 ついビクビクと反応してしまう。 「……まだ撫でているだけだよ?」 指先が意地悪く脇腹を這い回る。 「ッ……ふッ…ンンッ……ッ…」 手はだんだん背中の方に。 と同時にホールドがきつくなり抜け出すのが困難になる。 ぞくぞくとくすぐったい快感と絶対逃げられない状態に興奮が止まらない。 「ふッ………ぁ…ンッ…ンン……ゃ…… …嫌ッ………ぁ…ッ……はぁッ」 熱くて、ムズムズして、性感にも似た感覚が身体に走り回りたまらずくねくねと身をよじらせる。(ホールドされているからあまり動けないけれど。) 「嫌じゃないよね?……これがされたくて来たんでしょ?」 (図星。その通りです。) やっとホールドから解放され頭が枕に乗るように寝かせられる。 キャミソールはそのまま、下着だけ器用に上にずらされる。 キャミソール越しに胸の膨らみに手が這う。 でもけして揉んだりはしてこない。 優しく優しく撫で回す……中心を避けて。 くすぐったくてもどかしくて震える。 「…ッ…ッ……あぁッ!!…」 指先が中心に触れた瞬間に身体が跳び跳ねた。 「ぁ…んッ……ゃぁ……ッ…」 耐えたご褒美だと言わんばかりに執拗に弄くる。 たまらずその手を掴み阻止させようとしたが 、片手で簡単に両手首を絡めとられ頭上に縫いつけられた。 男の強い腕力には敵わず全く動かせない。 「あッ……ぁぁッ…ン……ゃ……ンンッ…ッ!」 そのうえ馬乗りされているので逃げられない。 「はぁ…はぁッはぁッ……はぁ……ぁ」 息が上がる。 「まだキャミソール越しにしかくすぐってないけど…… これで素肌をくすぐったらどうなっちゃうのかな…?」 自分でも想像つかない 不安と期待が入り交じる まだまだ始まったばかり… ††
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加