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今日は2019年9月1日。96年前に関東大震災が発生した日である。 東京は過去200年くらいの間に何度も火災による被害を受けている。そのうち死者が1000人を越えるようなものは1806年の文化の大火から数えても6回ある。 今のところその最後のものはアメリカ戦略空軍によって人為的に引き起こされた1945年3月10日の東京大空襲による火災であるが、それ以外は失火や地震によるものである。 1855年の安政江戸地震と1923年の関東大震災だ。前者は1万から2万人が、後者は10万人が亡くなったと言われている。 東京大空襲が人為的意図的に引き起こされたものとして除外すると、この100年間はほぼ火災による大被害が無かったともいえる。 これは防災技術が耐火建材が進化したことや木造建築から鉄筋コンクリートへ住環境が変化したことも大きいといえるが、逆に、それだけ油断が蓄積したともいえるのである。あるいは、地震のエネルギーもそれだけ蓄積されていると。 そういう今だからこそ、あらためて防災対策を自分でできることはできるだけしておくことが重要であろうと思われるのだ。3.11以降、津波だけがクローズアップされるが火災も怖い。
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