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「こちらも残量は十分です。減圧開始します」 「おゥ、始めてくれ」 田嶋さんは宇宙服の上に帯を締めて刀を差しながら答え、私は圧力制御パネルを操作して荷室の減圧を開始する。 「ハッチ、開けますよ」 「おゥ」 圧力計の数値が十分下がっている事を確認して荷室のハッチを開けると、ビル群のように積み重なったコンテナ群の上に、弧状の地平線が太陽に照らされ、大気が青く輝く惑星ガルモアが見える。
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