どこまでが空で

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呼吸するように 愛の言葉を投げかけてくれるよりも この雨が止むまででいい あなたの温もりをわたしに分けて 濡れたブラウスが乾くまででいい そのビー玉みたいな瞳にわたしを映して そして雨上がりの空に虹が浮かんだら そっと 絡めた小指をほどく
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