計算できない恋がある

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「んん…」 少しだけ開いたカーテンから漏れる日差しが眩しい。 「あったまいってぇ…」 飲みすぎた。 二次会で飲みすぎて三次会はパスしてきたけど、本当に飲みすぎた。 頭がズキズキするけど、今更後悔してもしょうがない。 水飲みたい… ムクッと起き上がって、ここが自分の家じゃないことに気付いた。 チェストの上には女性ものの香水の小瓶がズラッと並んでいて、ヨーロピアン調のドレッサーはどこぞのお姫様が使っていそうだ。 そして隣で寝ているショートカットの女性には見覚えがある。
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