はじまり

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はじまり

筒は光る。 それは当たり前のことだった。 でも、僕は何もわかっていなかった。 あのとき、筒を光らせる彼女は、僕に教えてくれたのに。どこまでも月へ伸びる竹林で、僕を何度も何度も(いざな)って。
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