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「ん?何だ、このノート」
「だめえええええ!!」
ラブが手に取る寸前だった。
イケメンの好青年が空中から降って来たラブノートをキャッチすると、表紙を眺めた。
「遅かったか・・・、ラブノートの主が変わちゃった」
キューピットルールその4
ノートを他者が手に取った瞬間に、主は変更になり前者の効力は全て消える。
そう、ヒロキの青春は終わりを告げた。
そして屋上では。
「何私の胸触ってんのよ!!」
「舞ちんのお尻に股間を何で当ててるの!!」
三人共倒れ込んだ状態から正気に戻ると、二人の女子は意味も分からずヒロキに平手打ちをかました!!
「痛い、痛いです!!どうしたの二人して?」
「え・・と、何でこんな事になってんだろ?」
鈴は平静を取り戻すと舞ちんを見たが、舞ちんも自分のしている事が理解出来ていなかった。
「なんかよく分からないけど、舞ちん教室戻ろう?」
「うん!」
二人は立ち上がると、ヒロキを置いて立ち去った。
「あ、あれ?」
ヒロキの頭の中が真っ白になった。
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