菅ヒロキ

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「それは別に良いけど!悪用しちゃ、ダメだからね!!それにあなたがノートを持ってる以上、私はあなたから離れられないから理解してね」 "やったー!!ついに俺にも、春の訪れが来そうだ!!可愛い天使とずっと一緒に居られるうえに、好きな子をモノにする事が出来る!!" 「それじゃあ、早速ノートの力を試してみても良いですか?ホントかどうか見てみたいし!」 「良いけど、ちゃんとキューピットルールを理解した上で使用してね」 ヒロキは、早速ノートを広げると同じクラスの女子を思い浮かべた。ヒロキの可愛い女子ランキング1位の"白石舞(しらいし まい)"である。 彼はボールペンを取ると、ノートに白石舞の名前を記入した。 「あの〜、これだけで本当に僕の事を、好きになってくれるんですか?」 「名前を書いた直後から、気持ちが高ぶって気になってくるはず!今頃、あなたの事考えているかも」 ヒロキは顔をニヤつかせると、キューピットに尋ねた。 「そう言えば、あなたの名前は何て言うんですか?」 「私はキューピットだから、ラブって皆んなに言われてる。あなたの名前は?」 「おおお!ラブ良いですねー!!ハハハッ!! 可愛い!!俺は菅ヒロキです」 「ふ〜ん、それじゃあ、ヒロキって呼んで良い?」 "おおおお!!生まれて初めて、女の子からそんな事言われた!!サイコー!!" ヒロキは可愛い天使を目の前に、完全に浮かれていた。
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