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満はウルトラマンになりきっている為、言葉はジュワッとしか話さないのだった。
彼のウルトラマンに対する想いであり、プライドなのだ!
満はウルトラマンのコスプレに付いてる胸のカラタイマーのボタンを押した。
すると、赤色に点滅してピコンと音が鳴り出した!
「コスプレのお兄さん、クレープ2個出来たよん!!2000円払って!!」
美実の請求で窮地に立たされた満は、
必殺技を繰り出す事にした。
両腕をクロスに重ねて、ポーズをとる。
「ジュワッ!!」
「ジュワッじゃ、なくて2000円払って!!じゃないと、警察呼ぶから」
満はスペシウム光線のマネを止めると、美実の側まで歩み寄る。
「えっ、何?払う気になった?」
「ジュワッー!!」
満は美実を抱きかかえ、お姫様抱っこをするとこの場から走って立ち去った!!
「何してるの!?ちょっと離してよ!!」
交番まで美実を連れて、押し売りされた事を話そうとした満であったが、不審人物として逆に御用となった。
YOU LOSE!!
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