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あとがき
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この作品は、私が高校二年生の時(といっても、今から数年前なんですが)書き上げた作品で、埋まっていたので引きずり出してきました(笑)
これは、当初死に別れたカップルや夫婦が天国で再会したとき、本当に天国に行ってしまった片割れは、その相手が別の人とくっつくことを望んでいるのか、と疑問に思っていたことから始まりました。
結構暗い話だったのにも関わらず、ついてきてくれた読者の方には本当に感謝しております。
由姫は麻耶と再会したとき、きっと不安だったんでしょう。
あの頃の映像が蘇って、十数年も経っているのにまだ自分を好きだなんて信じられなくて、だから自分から離れてしまった、それでも諦めきれなくて、直接また会いに行った。
強気なことで普段は隠している弱い心ゆえの行動だったのでしょう、それが大きなすれ違いを生んで、亀裂となった。
それがゆえに訪れた結末を受け入れ、二人は残された時を過ごす。
天国なので当然転生があり、残された時は僅かでしょう。それでももう間違わずに、大事に大切に、生きていく。
二人にはぜひとも、来世で巡りあえてほしいものです。
では、また会える事を祈って。
クルミ
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