新アリとキリギリス

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 或る夏の暑い盛り、日に照り付けられた所をアリが自分にとって大きな大きなクッキーの欠片を背負って汗だくになりふらふらになりながら歩いていました。  それを愛用のバイオリンを枕にして涼しい木陰に寝転がりながら眺めていたキリギリスは言いました。 「お~い!、アリ君!この糞熱い中、何で態々そんなしんどい真似をするんだい!」
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