3.本格チート、誕生します

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空間属性貰って良かった。ルイスの家の冷蔵庫と空間を繋ぎ、人参、ピーマン、玉ねぎを取り出す。 トントントン…… リズミカルな音を響かせ、みじん切りに。 米と一緒に炊飯器に投入、スイッチオン。 普段ならケチャップを入れて炊くが、ルイスのオムライスにケチャップをかけるので割愛。 早炊きにし、三十分の間にホワイトソースを作る。 シチューのルゥを入れることでコクを出す。 隠し味にコンソメと醤油。 どろっとしたら、あとは生クリームを入れるだけの状態で火を止める。ご飯炊けるまでに時間あるし。 レタスをちぎり、きゅうりをスティック状に切る。トマトをくし切り。これでサラダの完成。 昨日買ったコーンポタージュの缶を火にかけ、ある程度温める。 ピーピー 丁度ご飯が炊けた。二人分を取り分け、ケチャップを入れて混ぜる。ちょっとサラダエレガンスを入れるのも忘れない。 ホワイトソースとポタージュを火にかけ直す。 湊「セラフィムー」 セラ「なんだ?」 湊「これ、焦げないように見張っといて。軽く混ぜながらね」 その間に玉子を三枚。 焼いた面を下にしてご飯に乗せる。ケチャップライスの二皿にホワイトソースをかけ、ポタージュを皿に移す。 ルイス「この短時間でこんだけ作ったの?すごい!」 オムライス、スープ、サラダ。缶のスープを使ったから、俺としては手抜き。 湊「ありがと」 「「「いただきます」」」 手を合わせて食べ始める。 ルイス「ん!ほへほへのほのみ!」 湊「口の中無くなってから話せ」 ルイス「これ俺の好み!」 湊「それは良かった」 セラ「俺らには嗜好品でしかないからあんま食べなかったけど、これからは毎日食べたい」 湊「毎日いるんだから作ってやる」 『湊様、お手紙が届いております』 そこに魔法鍵からの知らせが入る。 ポストから手紙を取れば、ゼノ=グランディエと書いてある。 ルイス「理事長だ」 読んでみれば、 「始業式までに、理事長室に教科書を取りに来てください」とのこと。 湊「飯食い終わったら行くか」
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