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エレナ「おはへりははい」
ルイス「エレナさん、ただいまです」
湊「エレナ…さん?せめて口の中を空にしてから話せ」
ルイス「湊ってわりかし育ちいいよね」
湊「母親の仕事柄な。行くぞ。荷物移さなきゃいけないからな」
ルイス「え、それなら転移で…」
セラ「空間繋いだ方が早いだろ?なあ、湊」
湊「セラフィムの言う通りだな。
まあ、中々空間属性持ちがいないからだろ」
さっきは全然見なかった部屋をきちんと見る。洋室が三部屋、収納はあるけど、家具はほとんど無い。
で、LDK。キッチンは使い勝手が良かった。
ダイニングにはテーブルセットのみ。家電は一応、一通り揃ってた。基本は魔法陣使ってるから、家電であってるかわからないけど。
あと、一番嬉しかったのは風呂。普通に広かったし、何より天窓付きだった。星、好きなんだよな。
湊「俺、真ん中の部屋使う」
セラ「じゃあ、俺は一番手前か」
玄関側から三つ並んだ洋室をセラフィムと分ける。
湊「よし、空間繋ぐぞ」
さっきよりも繋ぐ空間が広いから若干難しかったけど、近くに無いと強制転移使えないからな。
湊「世話になったな、ルイス」
ルイス「なにその永遠の別れみたいなの⁉︎」
湊「【強制転移】」
一瞬にして、服がタンスからタンスへと移る。
湊「【創造】ベッド、サイドテーブル、カーテン、ソファ、本棚」
創造したものが想像通りの場所に収まっていく。
ルイス「オレ、いる意味あった?」
湊「空間繋ぐからな。不法侵入はダメだろ?」
ルイス「それだけ⁉︎」
リアクションが大きいから、ついからかいたくなるんだよな。
俺の部屋は黒が基調、セラフィムの部屋は白が基調。対照的な部屋になった。もう一部屋はナチュラル調でまとめた。
こうして本日は終了。明日は朝九時にギルドで待ち合わせることにして解散。
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