3.本格チート、誕生します

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エレナ「おはへりははい」 ルイス「エレナさん、ただいまです」 湊「エレナ…さん?せめて口の中を空にしてから話せ」 ルイス「湊ってわりかし育ちいいよね」 湊「母親の仕事柄な。行くぞ。荷物移さなきゃいけないからな」 ルイス「え、それなら転移で…」 セラ「空間繋いだ方が早いだろ?なあ、湊」 湊「セラフィムの言う通りだな。 まあ、中々空間属性持ちがいないからだろ」 さっきは全然見なかった部屋をきちんと見る。洋室が三部屋、収納はあるけど、家具はほとんど無い。 で、LDK。キッチンは使い勝手が良かった。 ダイニングにはテーブルセットのみ。家電は一応、一通り揃ってた。基本は魔法陣使ってるから、家電であってるかわからないけど。 あと、一番嬉しかったのは風呂。普通に広かったし、何より天窓付きだった。星、好きなんだよな。 湊「俺、真ん中の部屋使う」 セラ「じゃあ、俺は一番手前か」 玄関側から三つ並んだ洋室をセラフィムと分ける。 湊「よし、空間繋ぐぞ」 さっきよりも繋ぐ空間が広いから若干難しかったけど、近くに無いと強制転移使えないからな。 湊「世話になったな、ルイス」 ルイス「なにその永遠の別れみたいなの⁉︎」 湊「【強制転移】」 一瞬にして、服がタンスからタンスへと移る。 湊「【創造】ベッド、サイドテーブル、カーテン、ソファ、本棚」 創造したものが想像通りの場所に収まっていく。 ルイス「オレ、いる意味あった?」 湊「空間繋ぐからな。不法侵入はダメだろ?」 ルイス「それだけ⁉︎」 リアクションが大きいから、ついからかいたくなるんだよな。 俺の部屋は黒が基調、セラフィムの部屋は白が基調。対照的な部屋になった。もう一部屋はナチュラル調でまとめた。 こうして本日は終了。明日は朝九時にギルドで待ち合わせることにして解散。
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