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一緒にお祭りを回ることになり、屋台を堪能。
もうすぐでメインイベントの花火が始まる。
カイトに案内され、やってきたのは…城!
なんか、バルコニーから見るのが綺麗なんだと。
ウィスタリア国第二王女、つまりカイトの叔母にあたる人は、恋愛結婚で和国の王に嫁いできた。
だから、カイトの部屋も用意されているそうだ。
カイトの父親は元はウィスタリア国第五王子で、今は臣下に下っている。
カイト「ただいまー」
ただいまと城に入るのは、多分、世界中探してもカイトぐらいだと思う。
カイトにつられてルイスが
ルイス「お邪魔します」
と言ったのには、俺もセラフィムも笑いを堪えきれなかった。
「おかえりなさーい。あら?後ろはお友達?」
穏やかそうな蜂蜜色の瞳の、カイトと同じ濃紺の髪を腰元まで伸ばした女性が優雅に階段を降りてきた。
カイト「うん、この前話した転校生と、その使い魔と、生徒会長」
「ようこそ、このようなところへ」
…城をこのようなところと言われても。
ルイス「ご無沙汰しております」
ルイスは面識があるようだ。
湊「はじめまして。紹介に預かりました、五十嵐湊です」
「そんな堅苦しい挨拶はよして。
ほら、バルコニーに行くのでしょう?
カイト、皆様をご案内して。アレンに用意させるわ」
カイト「ありがとう。みんな、こっちだ」
どこまでも自由である。
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