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恋バナをしようとか言い始めたルイスを放置し、就寝。
「そうだ、恋バナしよう!」
とか、どこのCMだって感じ。
なぜ城に来てこんなに緊張感がないのだろうと思いながら微睡んでいたら、
いつの間にか眠りに落ちていた。
目を覚まし、ぐるりと見渡して…城に来ていたことを思い出した。
いつも通りなら、今は5時だ。
ルイスは爆睡、セラフィムもまだ寝ているな。
着替えて居間に移動し、日課である魔力コントロールをする。
この間やっと、魔力球を形状変化させるのに成功した。
うさぎの形にはできたものの、跳ねさせることはできず、今はそれを特訓中だ。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる…
誰も起きてこない。
セラフィムにコツを聞こうかと思ったのに。
結局、同時展開の数を増やして大きくしたり小さくしたり。数珠繋ぎのようにして回したり。
三時間、一人で遊んでいた。
ルイス「おはよー……え、動物園…」
寝ぼけ眼を擦りながら起きてきたルイス。
セラ「おー、前より上手くなったな」
湊「セラフィム起きてこないから。教えてもらおうと思ったけど、ここまでだな」
セラ「悪い」
今はキツネやウサギやリスなんかが置物のように並んでいる。
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