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待っている間に魔力コントロールの練習。
湊「セラフィム、手本見せて」
セラ「まず普通に魔力球作るだろ?」
湊「うん」
セラフィムから、綺麗な球が作り出される。
セラ「で、変形させて、形を整える。
この時、漠然としてると次に移れないからな。
ここまではできるんだろ?」
淡いピンクの猫になった。
湊「動かせないんだよな」
セラ「魔力にイメージを投影するだけ。
攻撃系の魔法と一緒で、イメージ力の高さが
そのまま現れる」
猫が伸びをして、欠伸までする。
黄色い毛糸玉まで作り出し、それを猫が転がし始めた。
湊「生きてるみたいだな」
セラ「まあ、イメージの元がそれだからな。
ほら、やってみろ」
光の魔力球を作る。
セラ「やっぱ透明度高いな」
湊「セラフィムの足元にも及ばないけどな」
セラ「そりゃ、伊達に熾天使やってねーから」
次にウサギの形にする。
セラ「そこまでイメージ固まってたらすぐだろ」
弧を描いて跳ねさせようとすると…
魔力は分散して消えた。
セラ「わかった、一点に魔力が寄ってんだよ。
足の動きに意識が行き過ぎだ。
もっと全体図をイメージしてやってみろ」
湊「あ、ほんとだ、できた」
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