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レイ「五十嵐とセス・ハワードー」
……
レイ「いないのかー?」
え、これ行かなきゃダメ?めっちゃいいとこなんだけど。
湊「き「棄権するなよ?」はぁ」
レイ「来たな」
湊「…で?ハワードは?」
どいつか知らないけど。
レイ「全然授業出てないし、知らないだろうが、実力は確かだぞ?」
てか、後ろに立ってんだよな。
魔力自体は押さえ込まれてるけど、人としての気配は隠し切れていない。
まあ、レイ先生が強いと言うほどの魔力押さえ込んでる時点で、実力者なのは確かだな。
多分、普通の人なら気づかない。
シュッ トスッ
セス「あぶねっ⁉︎」
チッ 避けられた
セス「ん?これなんだ?」
湊「手裏剣だよ」
セス「お前かぁ、これ投げたの!試合まだ始まってないぞぉ?てか、早いとこ始めよう」
レイ「おー。じゃあ、始め!」
いや、確かにリンク内だけどさ。
適当にも程があるんじゃないかな、レイ先生?
確かに強い。技の構成が練られている。
防ぐことは出来ても、こっちが攻撃する隙はなかなか与えてはくれない。
蒸気で幕を作られ、相手が見えない。
やっと、微かに見えたと思ったら…
セス「降参、するか?」
耳元で声。
けど前にも影が見える。
反射的に後ろを凍らせて前にダークレーザーを放てば
セス「降参!」
と叫び声。
セス「上級魔法を無詠唱どころか完全破棄で撃ってくるとはなぁ。俺の降参だ。それにしても、よく、後ろの水分身を見破ったなぁ。あれ、通常の上級に声まで載せて。結構自信作だったのに」
湊「たまたまだよ、直感だ」
セス「直感で見破られちゃ、俺もまだまだだなぁ。意表を突かれて、危うくまともに食らうところだったぞぉ?」
当たってないのに降参されるとか、寧ろ気に食わねーけど。
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