7.花畑と…

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レイ「五十嵐とセス・ハワードー」 …… レイ「いないのかー?」 え、これ行かなきゃダメ?めっちゃいいとこなんだけど。 湊「き「棄権するなよ?」はぁ」 レイ「来たな」 湊「…で?ハワードは?」 どいつか知らないけど。 レイ「全然授業出てないし、知らないだろうが、実力は確かだぞ?」 てか、後ろに立ってんだよな。 魔力自体は押さえ込まれてるけど、人としての気配は隠し切れていない。 まあ、レイ先生が強いと言うほどの魔力押さえ込んでる時点で、実力者なのは確かだな。 多分、普通の人なら気づかない。 シュッ  トスッ セス「あぶねっ⁉︎」 チッ 避けられた セス「ん?これなんだ?」 湊「手裏剣だよ」 セス「お前かぁ、これ投げたの!試合まだ始まってないぞぉ?てか、早いとこ始めよう」 レイ「おー。じゃあ、始め!」 いや、確かにリンク内だけどさ。 適当にも程があるんじゃないかな、レイ先生? 確かに強い。技の構成が練られている。 防ぐことは出来ても、こっちが攻撃する隙はなかなか与えてはくれない。 蒸気で幕を作られ、相手が見えない。 やっと、微かに見えたと思ったら… セス「降参、するか?」 耳元で声。 けど前にも影が見える。 反射的に後ろを凍らせて前にダークレーザーを放てば セス「降参!」 と叫び声。 セス「上級魔法を無詠唱どころか完全破棄で撃ってくるとはなぁ。俺の降参だ。それにしても、よく、後ろの水分身を見破ったなぁ。あれ、通常の上級に声まで載せて。結構自信作だったのに」 湊「たまたまだよ、直感だ」 セス「直感で見破られちゃ、俺もまだまだだなぁ。意表を突かれて、危うくまともに食らうところだったぞぉ?」 当たってないのに降参されるとか、寧ろ気に食わねーけど。
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