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そんなこんなでその後も棄権されながらようやく準決勝。
湊「ここでカイトと当たるのか」
カイト「あー、これは決勝戦出れねーなー。決勝出たらクラス対抗戦出れたのに」
レイ「もう始めてもいいかー?」
「「ああ」」
レイ「用意、始め!」
カイト「出でよ!我が戦友ルシファー!」
湊「…え、そんなの叫ぶの?セラフィムずっといて良かった」
カイト「俺だって叫びたく無いさ。けど、こうしないと来ないんだから仕方ない。それに、呼び出さないと勝ち目ゼロなのも知ってるしな」
「「「試合中に世間話するな!」」」
ケル「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」
そう言って現れたのは黒い翼の…そう、堕天使だった。
ルシ「げっ、セラフィムいるじゃん…」
セラ「あいつ、使い魔になってたのか」
隣で頷いているセラフィム。
セラ「あいつ、反抗期にグレて、堕天したんだよ」
湊「天使に反抗期ってあるの?」
セラ「俺たちは神に作られてるから、一応神は父親みたいなもんなんだ。で、長兄があいつ、次兄が俺って感じだったんだが…
なんか知らん、一時期神に反抗的になってな。仕事放り出して天界を飛び出したと思ったら、世界放浪の旅に出てたんだ」
湊「…ふーん」
わかるような、わからないような。
レイ「試合始まってんだぞー」
湊「そういやそうだったな」
カイト「俺も忘れかけてた」
カイト「手加減は」
湊「無しだよな」
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