7.花畑と…

6/11
前へ
/101ページ
次へ
そんなこんなでその後も棄権されながらようやく準決勝。 湊「ここでカイトと当たるのか」 カイト「あー、これは決勝戦出れねーなー。決勝出たらクラス対抗戦出れたのに」 レイ「もう始めてもいいかー?」 「「ああ」」 レイ「用意、始め!」 カイト「出でよ!我が戦友ルシファー!」 湊「…え、そんなの叫ぶの?セラフィムずっといて良かった」 カイト「俺だって叫びたく無いさ。けど、こうしないと来ないんだから仕方ない。それに、呼び出さないと勝ち目ゼロなのも知ってるしな」 「「「試合中に世間話するな!」」」 ケル「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」 そう言って現れたのは黒い翼の…そう、堕天使だった。 ルシ「げっ、セラフィムいるじゃん…」 セラ「あいつ、使い魔になってたのか」 隣で頷いているセラフィム。 セラ「あいつ、反抗期にグレて、堕天したんだよ」 湊「天使に反抗期ってあるの?」 セラ「俺たちは神に作られてるから、一応神は父親みたいなもんなんだ。で、長兄があいつ、次兄が俺って感じだったんだが… なんか知らん、一時期神に反抗的になってな。仕事放り出して天界を飛び出したと思ったら、世界放浪の旅に出てたんだ」 湊「…ふーん」 わかるような、わからないような。 レイ「試合始まってんだぞー」 湊「そういやそうだったな」 カイト「俺も忘れかけてた」 カイト「手加減は」 湊「無しだよな」
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

622人が本棚に入れています
本棚に追加