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別に上司が言っていることもわからないわけではない。
このご時世、若者の意見も重要になってくる。
けれど四歳。
彼と私の差は四歳だ。
向こうが生まれた時、私は四歳。
向こうが中一の時だと私は高二。
それほど変わらないではないか、私だってまだまだ若い。
新事業を立ち上げるという大事な場面で自分が選ばれないのがこんなにも悔しいだなんて。
その日の仕事はイライラのせいで思うように進まず、昼休みの時間がやってきた。
「園田さん、いつもよりピリピリしてない?」
「あの人いつも怖いからな、近づきにくいよね」
影でコソコソ言われたって別に構わない。
これが私なのだから。
自分を変えるつもりはない。
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