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FILE2 もしも嫁が夕飯を手抜きしてカップラーメンにしたら? 真相はいかに……
もしも嫁が夕飯を手抜きしてカップラーメンにしたら? 真相はいかに……
私の名は、高橋久美子(たかはし くみこ)35歳。私には幼稚園年長の息子と3つ上の旦那と3人暮らしをしています。旦那は、区役所に勤務しており私は、専業主婦をしています。子供も少し手がかからなくなったので思い切ってアルバイトをしようかと考えていました。
その日の夜
久美子「ねえあなた、実は私今度アルバイトしようかなと思うんだけどどうかな?」
旦那「どうしたんだ急に?」
久美子「実は、短期のアルバイトでやってみたい仕事があって少し子育てに余裕が出来たから新しいことにチャレンジしたいなと思ってね」
旦那「まあお前が家事と併用しても大変じゃなければいいんじゃない?」
私は、旦那の許可を得て短期のアルバイトをすることにしました。私は若い頃イベントガール的なものをやっており人と接することが好きだったので久しぶりに野外販売イベントのお手伝いをやろうと思っていました。期間は2週間でした。
私は、旦那を見送ると子供を幼稚園のバスに乗せたらすぐにバイト先に向かうと言う生活を始めました。初めは久しぶりの仕事だったので慣れるのに少し苦労しましたが過去の経験を活かしすぐに職場になじむことが出来ました。
アルバイトを終えると送迎バスを待ち息子と一緒に帰宅する生活になりました。帰ってから洗濯と夕飯の準備をし夫が帰るまでに夕飯を作り終えるようにしました。
さすがの私もクタクタでした。ちなみにうちの夫は、料理はおろか洗濯や掃除が全くできず今まで結婚してからすべて私に任せていたのです。
夕飯時
旦那「仕事どうだった?」
久美子「久しぶりで始めは苦労したけど楽しかったよ」
この日は、私に余裕があったのでこんな風に楽しく会話をすることが出来ました。
しかし、それから数日後、若いバイトの子たちがインフルエンザなどで急遽来れなくなり私が代わりに残業して穴埋めしなくてはならなくなりました。その日息子の迎えを母に頼むようにしました。
私が帰宅するともうすっかり辺りは暗くなりいつも旦那が帰ってくる時間になってました。
今から夕飯の準備をするのが難しいので今日は申し訳ないけどカップラーメンで我慢してもらうことにしました。私が旦那に事情を話すと
旦那「まあ仕方ないな・・・・」(チョット不満そうに)
久美子「ごめんね」
しかし次の日もその次の日もバイトの子が復帰せず私が代わりに頑張って穴埋めをしました。そして毎日日替わりでカップラーメンの味噌、醤油、塩、豚骨と変えて出したのですが遂に旦那が怒ってしまいました。
旦那「お前ふざけるなよ。毎日味変えればいいてもんじゃないんだよ。カップラーメンばかりしか出さないで」
久美子「ごめん、色々仕事が大変で」
旦那「俺と仕事どっちが大切なんだ。毎日手抜きしやがって」
旦那は怒って自分の部屋に行ってしまいました。すると息子が私にこう言いました。
息子「ママがカップラーメンを出したらパパに報告しろって言っていたよ」
私は、息子の一言を聞いて悲しくなり涙が止まりませんでした。残り約5日のバイトを断ろうとかとも考えましたが今私が抜けたら皆が大変だと思いました。私はとても責任感が強く嫌な事を何でも引き受けてしまいます。
私一人の力では、限界があるので近くに住む母に事情を話し家事を手伝ってもらえないか相談したら快くOKしてくれました。次の日から母が息子のお見送りをやってくれ私が仕事中に家の掃除や夕飯の支度をやってくれました。
その日の夕飯は、カレーライスで息子も手伝ってくれたと言います。
旦那が帰宅すると。
息子「パパお帰り。今日は僕も手伝ったんだよ」
旦那「そうだったのか偉いな。久美子俺も色々と言い過ぎた。すまなかった。」
旦那が私に申し訳なさそうに謝ってくれました。
そして仕事の最終日まで母と息子のサポートのおかげで何とか最終日までアルバイトを続けることが出来ました。
最終日は、いつもより早く仕事を終えることが出来たので給料を頂き夕飯の買い物をしました。そして帰宅すると母と息子が帰宅しており洗濯と片づけを終えてくれました。
3人で夕飯の準備を行い今日は、少し豪勢にステーキを用意しました。
旦那が帰宅すると普段より豪勢な食事にビックリしていました。
旦那「今日はどうしたんだ?」
久美子「だって今日は、あなたの誕生日でしょう?」
旦那「覚えてくれたんだね」
私は、旦那の誕生日をお祝いするためにアルバイトをしてお金を稼いでいたのです。今日の日の為に母と息子と私で旦那に誕生日プレゼントと花束、ケーキを用意していました。旦那は、泣きながら喜んでいました。
旦那「久美子そうだったのか。俺の為にありがとう」(大泣き)
久美子「喜んでくれてうれしいわ」
旦那「これから久美子の言うことなんでも聞くよ」
久美子「ありがとう、ささ皆で乾杯しましょう」
全員「乾杯」
私達は、旦那の誕生日を楽しくお祝いしました。しかし私にはある考えがありました。それは・・・
夕飯後
旦那「久美子何でおれがアイロンがけやらないといけないんだよ」
久美子「だってあなたこの前何でも言うこと聞くって言ったじゃん」
旦那「そんな・・・」
久美子「早く、次はお風呂掃除よ」
私は旦那に家事をやらせる口実を作ることも考えて今回の計画を立ててました。
旦那「なあパパの手伝いしてくれないかな?」
息子「ヤダ。」
旦那「そんな~」
こうして私に少し余裕が出来ました。
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