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「ちょっと、待って、どうゆうこと?意味わかんない」
「兄の絵衣(かい)も婚約者は俺が決めたんだ。羽衣も当然だろ。」
「お兄ちゃん、そうだったの?」
「…うん、まぁね。」
「羽衣、お前に拒否権はない。俺の決定は絶対だ。お前と婚約者の家を用意した。今日からそこに住むといい。」
「ちょっと、無理!そんなの絶対無理!いきなり見ず知らずの男と一緒に住めって?」
「安心しなさい。お前もよく知ってる人だから。絵衣、連れてきなさい。」
「はい。」
………え?
嘘でしょ?
は?
なんで、
なんで、
「…桂先生。…うそ、」
「な?知ってるだろ?」
「…いや、知ってるけど。」
「だろ?安心じゃないか。知ってる人だし。」
「そっかー、桂先生なら知ってる人だし安心かー、婚約してー今日から一緒に住むのも大丈夫…………………ってなるわけないでしょーが!!!!!つーか、普通にないから。まじでないから。てか、なんで桂先生なわけ?」
もう、ほんとに意味わかんない。
ありえない、このクソ親父。
絶対頭おかしい。
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