ランカー

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ランカー

「しっかし、敵多いなぁ。」 「狙われる要素は色々ありマスネ。」 ベリアルの先制攻撃で相手の剣を仕留める。 -神速ランス!- 追って、俺が盾役を仕留める。剣2刀がこんなに強いなんて知らなかった。防御ができないから、ベリアルのアビリティがあって通用する作戦だ。 WIN-白の軍 [天使軍ラファエロ隊の戦績として追加されます] 「それにしても、そのアビリティ反則じゃねえの?先制攻撃なんて、ズルすぎ。素早さの概念崩壊するじゃん。相手の攻撃の前に、二人で攻撃すれば勝利確定だしさ…」 ベリアルは少し困ったように笑った。 「はじめはたまに先制攻撃ってアビリティで、使い勝手悪かったんデスヨ?努力の賜物デス。」 「へぇ?」 テッテレー!100ペアの悪魔軍を討伐しました。 「よろしければ、そちらのアビリティも教えてくれマセンカ?」 「たまに一撃必殺。」 「反則じゃないデスカ。」 「そうなの?」 「防御無視デショ?」 ベリアルはこちらを見ずに笑った。正直、盾で防ぐ、剣で断つしかルールがわからないので、どこでこのアビリティが発現したのかわからない。ベリアルと組むまでも、ロキが上手かったから負けなかっただけのような気もする。 「へぇ。ねえ、それにしても俺らさ、なんでこんなに狙われるの?」 「あー。アタシとペアだからデス。」 「え?ランカーでもあるまいし。」 ベリアルは裏にしたタロットを一枚、口元に当てて俺を見た。 「あら、アタシ、ランカーデスヨ。」 「げぇ。検索で居場所バレるじゃん。」 「ソロで動いてたときは、検索無効だったんデスガ。やっぱあんたのせいデスネ?」 「おまえ、見た目はロキなのに、性格全然違うのな」 「皮肉が下手な坊やデスコト」 プレイヤー・レイリのランクがE→Dに上がりました。 これにより、ギルドにてジョブを選ぶことが可能となります。 「ねえねえ、俺、もうジョブ選択できるぜ?」 「ああー…」 「俺、ファイアがいいなー。それかメタルかなー。」 ベリアルは右手でロキと同じ色の銀髪を耳にかけた。 森に向かう丘の途中、爽やかな風が吹いた。 ーーーーーーーーー この日、悪魔の酒場では、ロキの入隊を祝したパーティが開かれた。 ルシファ「レヴィ、特別なごちそうを頼むぜ!」 レヴィ「ああ、奮発して七面鳥を買って来た」 ルシファ「えー!牛肉のステーキにしてくれよ!」 酒場のマスターを務める、七大悪魔軍軍団長、通称、嫉妬のレヴィは、次のようなお品書きをつくった。 食前酒 七面鳥の恨み節 前菜  ダゴンのカルパッチョ スープ 悪魔の作物をポタージュで 魚料理 ブルーデビルのポワレ (三種のパン)  肉料理 KYにリクエストされた牛肉ステーキ デザートめちゃくちゃなパンナコッター緑馬鹿のソースを添えて
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