2人が本棚に入れています
本棚に追加
ランカー
「しっかし、敵多いなぁ。」
「狙われる要素は色々ありマスネ。」
ベリアルの先制攻撃で相手の剣を仕留める。
-神速ランス!-
追って、俺が盾役を仕留める。剣2刀がこんなに強いなんて知らなかった。防御ができないから、ベリアルのアビリティがあって通用する作戦だ。
WIN-白の軍
[天使軍ラファエロ隊の戦績として追加されます]
「それにしても、そのアビリティ反則じゃねえの?先制攻撃なんて、ズルすぎ。素早さの概念崩壊するじゃん。相手の攻撃の前に、二人で攻撃すれば勝利確定だしさ…」
ベリアルは少し困ったように笑った。
「はじめはたまに先制攻撃ってアビリティで、使い勝手悪かったんデスヨ?努力の賜物デス。」
「へぇ?」
テッテレー!100ペアの悪魔軍を討伐しました。
「よろしければ、そちらのアビリティも教えてくれマセンカ?」
「たまに一撃必殺。」
「反則じゃないデスカ。」
「そうなの?」
「防御無視デショ?」
ベリアルはこちらを見ずに笑った。正直、盾で防ぐ、剣で断つしかルールがわからないので、どこでこのアビリティが発現したのかわからない。ベリアルと組むまでも、ロキが上手かったから負けなかっただけのような気もする。
「へぇ。ねえ、それにしても俺らさ、なんでこんなに狙われるの?」
「あー。アタシとペアだからデス。」
「え?ランカーでもあるまいし。」
ベリアルは裏にしたタロットを一枚、口元に当てて俺を見た。
「あら、アタシ、ランカーデスヨ。」
「げぇ。検索で居場所バレるじゃん。」
「ソロで動いてたときは、検索無効だったんデスガ。やっぱあんたのせいデスネ?」
「おまえ、見た目はロキなのに、性格全然違うのな」
「皮肉が下手な坊やデスコト」
プレイヤー・レイリのランクがE→Dに上がりました。
これにより、ギルドにてジョブを選ぶことが可能となります。
「ねえねえ、俺、もうジョブ選択できるぜ?」
「ああー…」
「俺、ファイアがいいなー。それかメタルかなー。」
ベリアルは右手でロキと同じ色の銀髪を耳にかけた。
森に向かう丘の途中、爽やかな風が吹いた。
ーーーーーーーーー
この日、悪魔の酒場では、ロキの入隊を祝したパーティが開かれた。
ルシファ「レヴィ、特別なごちそうを頼むぜ!」
レヴィ「ああ、奮発して七面鳥を買って来た」
ルシファ「えー!牛肉のステーキにしてくれよ!」
酒場のマスターを務める、七大悪魔軍軍団長、通称、嫉妬のレヴィは、次のようなお品書きをつくった。
食前酒 七面鳥の恨み節
前菜 ダゴンのカルパッチョ
スープ 悪魔の作物をポタージュで
魚料理 ブルーデビルのポワレ
(三種のパン)
肉料理 KYにリクエストされた牛肉ステーキ
デザートめちゃくちゃなパンナコッター緑馬鹿のソースを添えて
最初のコメントを投稿しよう!