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「どぉして、来ないのぉ…」ガタガタと
体の震えが止まらない…なんだ
「夜空。僕があいつの動きを止めてるから
あの子たちの話を聞いてきて、このままだと…取り返しがつかないぞ」と焦る太陽さん
「わかった」入れ替わりで外に出る
震えてる4人に俺が近づく
「大丈夫か?」「な、なぁ…良平…あれなんなの。」怯えてる優「いや、俺も…分からない…時東。」 時東は目を抑える「…っ」
「と、時東さん?」「だ、大丈夫?」と心配するのはクラスメイトの西岡遥と戸村菜々先輩
「…だからここに来たくなかったのに。
ここに来た目的は後で話します…単刀直入に聞きますが二階堂大和ってあなたですか?」
抑えてた手を離して、二階堂先輩の方を見る
「そ、そうだ」「ここで2年前のクリスマスの日…同じ高校の女子が彼氏と待ち合わせの場所で待っていたが彼氏は来ず…凍ったジャングルジムから滑り落ちた。…亡くなった名前は湯川玲奈さん。当時17歳」
「「「ええ!?」」」3人が驚く
「それ、本当か?時東」と聞く「事実だよ。
本人に聞いたの」「れ、玲奈に聞いた!?
お前…何者だ?」
雲が切れて…月明かりで姿が見えた
「申し遅れました。あの、霊怪物と戦っております。祓い師をしてます。時東夜空です。」 「祓い師って…あの!?」
「霊怪物…って」と聞くと。
「亡くなった霊は誰しも空へ逝く訳では無い。愛する恋人や…家族に対して未練があれば留まってしまう。…その場に留まれば周辺の恨み、妬み、怒り、悲しみなど取り込みすぎて…化け物へと変化してしまう。それが
霊怪物。」「あの、男の人が戦ってるのが…
まさか…玲奈!?」
「戦ってるのは私の兄貴。太陽」
霊怪物…こんなまじかに見れるとは
こんな化け物と戦っていたのか
「救える方法は…」「2つあるひとつは魂ごと斬る。」
「!!」全員驚く
ガシッと二階堂先輩が時東の腕を掴む
「頼む!斬らないでくれ!…まだ…玲奈に謝りたいことが…あるんだ!頼む…会わせて欲しい」「離してください。最後まで話を聞いてください。」 掴んでたことに気づき、離す。「もうひとつは、邪気を祓い、元に戻す。その後、逝く前なら話す時間はあるが
邪気を祓うには、湯川さんが何をここに未練を残したのか、あなたが話せば邪気を私たちが祓えます。」「話す。話したい。」
「それでは、お話してる方以外は静かにお願いします。テープ前に二階堂先輩」
前に出る。
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