第Ⅰ話霊媒師

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時刻は18時30分。この時期でも夕日が沈めば真っ暗。当たりはライトがあるだけ 時東は最初に会った日と同じ服装をしている 「着いてこなくてもいいのに」「女の子1人、歩かせるのは危険だからだよ。こんな時間…だし」と心配するとはぁ…とため息つく 「仕事なんだから、大丈夫。出歩いてるやつが悪い」 ド正論を出てきた! 「いや、そうなんだけど…」「何?」と睨んできた。 当たり前のことを言ってるけど…これ、言っていいのか?「その…さ。時東って容姿整ってるし…綺麗じゃん。」ピタッと歩きを止め、「…は?」かぁぁと耳まで赤くなった 「嘘じゃない…よ。」「…いきなり心臓に悪いことをー」言葉を続けようとしたその時 うぅ…「さっそく集まったね…ここは」 怪物になりかけの幽霊たちがいつの間にか 俺たちに集まってきた。「ひっ…」 俺が叫ぶ…その隙に時東が「桃刀」の刀を抜く。「桃刀。邪気を祓う。霧雨きりさめ」 ザンっ!と邪気だけを切る と軽やかに飛び舞う。 美しくもそれは…表現出来ない…舞だ
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