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「しかしこの世界に来て、名前が無いのも不便ですね。
ここは1つ提案したいのですが、どうでしょう?。私があなたの名前を提案するというのは?。
これでも私は神に使えるシスターです。
神から立派なお名前を貴方に与えるよう努めてみましょう」
ア…察し…
どうせクズとか豚とか言うんだろうなあ・・・
「お!、俺のような輩が、し、シスター様に名付けて頂けるなど、めっそうもございません!」
「遠慮はいりません。うふふふふ!。さあ、私に名付けさせて下さい。勇者様のお名前を」
(いや、そうやって自分が楽しみたいだけなんだろう。俺に変な名前を付けて、うふふふ!とか言いたいだけなんだ結局。
このドドドドドSシスターめが!)
「そ、そこまで仰るのなら、か、構いませんけど、き、決めるのは俺の名前なんで!せめて俺には拒否権を下さい!!」
きっと率直に否定し続けると、奴は機嫌を損ねて、例の凶器を手に取るはずだ。
だから俺は一生懸命に涙目で訴える
「あらまあ♡。1回で決まってもつまらないですからね。色々な案から選んで行きましょうか。」
俺は選ぶ権利を獲得した事にほっとする。
そしてアストレアは俺の名前を考え始める
「カスなんて、」
「却下します!!!」
「ではゴミなんてどうかし」
「却下します!!!」
「ではごみ虫と」
「却下します!却下します!却下しまああああああああっす!!!」
はぁ、、、はぁ、、、
それから10分後、俺は散々な名前の案を言い聞かされた。予想通りの展開すぎて困る。
「ふ…ふんぬー!。ふざけないで下さい!アストレアさん!」
「困りましたねー。女性の名前も駄目なんですか。
そろそろ私の思い付く案も無くなって来ました」
はあ・・・言わんこっちゃない
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