砂漠で死にすぎです!!!(怒)

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「うふ!・・・うふ!・・・・うふふふふふふふふふふふふふふ!!!!!」 ついに彼女もおかしくなったか。それもそうだ。いくら調理するからと言って毎日毎日人間を殺して食べていては誰だって正気を失うだろう。 すまないアストレア。こんな無能な俺に付き合わせてしまって。 「うふふふふふふふふふ!最高に傑作です!、やはり、あなたとの旅は最高に楽しい物となっています!これまでにない以上に刺激的で、ゾクゾクが止まりません!」 「アストレア・・・・」 俺は最後まで争い続けるアストレアを蔑んだ目で見る。 キミはすごいよ、本当に。 「勇者様は!うふふふふ!、何かとても大きな勘違いをしています!うふふふふ!」 「勘違いしているのはキミの方だ、アストレア。頼む、最後くらい正気に戻ってくれ。見苦しいぞ」 「うふふふふふふ!では勇者様の勘違いをお伝えします。 私達が砂漠に入った時から、今に到るまで、人間は誰一人として出会っていません。そもそもこんな生命が生きていられないような場所に人などわざわざ来ません」 「ん?・・・・だとすると水と食料はどうしたんだ?人間に会わないなら作れないじゃないか」 「うふふふふふふふふふ!人間なら最初から居ましたよ。砂漠の中、ずっと私の側にです」 それを聞いた俺は、奇妙な感覚に襲われた 人間には出会って居ない。しかし、ずっとアストレアの側にいる人間。 んんん? 一体どういう事だ? ここに居る人間はアストレアと俺くらいだよな・・・・・ って !!!!!!?????? ナニコレコワイ… 疲れ果てて居た俺は、そんな疲れて居る事も忘れ、くねくねになっていた身体をビシッとする。そして、ロボットのように頭をグイーンとアストレアの方に向けて言った。 「あの・・・・アストレアさん?」 「はい♡」 ペロリッ♡ アストレアは俺がそれに気付いてしまったのを察したかのように、妖めしい目で俺を見ると、舌なめずりをした。 「ひいっ!!!。あ、、ああ、アストレアさん!?これはその、砂漠で疲れた俺に見せてる蜃気楼って奴ですよね!??ねえ!?。そ!そうだ!俺って本当に馬鹿だなあ!!。こんなのにすぐ騙されるんだからよう!。 全くお騒がせな蜃気楼だぜ! テヘペロ★」 ・・・ ペロリ♡ 「ひいいいっ!!」 俺は蜃気楼が消えない事を確認すると、一目散に走り出した。 「いやあ!!!いやああああああああああ!!!。死ぬのもやだ!!、死んで食べられるのもやだああああ!!!!こんなの、こんなの! グス、グスッ。あんまりだあああ〜〜〜〜」 そう、俺は砂漠で死ぬ度にアストレアにサバイバルキットという奴で、遺体をミンチにされ、水と食料に変換され、彼女に食されていたのである。
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