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学校へ行くと、突然七人のイケメンに囲まれた。
「月子様! オレとお付き合いしませんか」
「いや俺こそ」
「僕だっ」
「いや、わしやろ」
「おれだろ」
「ぼくだよね」
「……ボクだよね? 月子ちゃん」
「井上先輩」
最後のイケメンだけは面識があった。
あたしの入ってるブラスのブラスバンドの3年生、井上先輩。
いい大学に入るっていう、御曹司だっけ。
背も高くてきれいな顔で、優しいけれど。
あたしも、憧れてた、けれど。
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