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「………だ…れ?」
「僕はねー神だよー」
「…は……?」
混乱しすぎてありもしない幻でも見ているのだろうか。目が忙しなく動く。驚きを隠せない
俺は、夢であって欲しいと願いながら自分の頬を思いっきりつねってみる。
「………痛く…ない」
俺はため息をついた。
「何だ…夢か……」
「夢なんかじゃないよー」
目の前の子供、いや神様はすぐさま現実…ではなく非現実を突きつけてきた。
目を開けてみたら訳の分からない所にいて目の前には神様と名乗る子供が居て…流石に頭パンクするっつの。少しは休ませてくれよと、俺は心の中で叫ぶ。
「だって君もう死んでるんだから痛いわけないじゃない」
「…………」
目の前にいる神様が、淡々と非現実的なことを言ってくるから何となく理解しているように錯覚してしまいそうになるが実際何も理解出来ていなかった。
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