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「そう言えば、名前言ってなかったねー!初めまして。ラグナ・ミドラル、神です。」
もはや神でもなんでも驚かなくなってきた。やっと頭が慣れてきたのだろうか。それともおかしくなったのか。
「ラグナ・ミドラルさん…」
「ラグでいいよー君は、八神環樹君であってる?」
「はい」
「ここは死後の世界『ファルナス』死んだ人は皆ここに集められて天国か地獄、どちらに行くか定められるんだ。」
「ファルナス…」
辺りを見渡してみる。混乱しすぎて気づいていなかったが今いる場所は、真っ白な空間で物などは何も置かれてなく奥行きの分からない壁はすぐ近くにあるのか遠くまであるのか分から無かった。
「…他に誰も居ないのか?」
広々とした空間にはおれとラグナ2人しかいなかった。
「そりゃ、地獄にも行く人がいるからねー気の荒い人もいる訳で、接触されると困るんだよ。まぁ武器とかは全部没収するけどねー」
ラグナの言葉通り俺は何も持っていなかった。しかも、服まで変えられている。上下真っ白の服。この空間といい、どこまで白を追求したいのだろう。
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