165人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
目の前に来て寄り掛かって来た。
「お前が怒るから言わなかったんだけどさ。俺がうさぎになったから言うな。」
「え、なに??」
「うさぎって・・・〝年中発情期〟なんだぞ。」
「は??」
耳元で囁かれた内容は、彼のベッドインの宣言だった。そう・・・・・・宣言だった。
「ちょっと・・・待・・・・・・っ」
ベッドへと押し倒された。
「お前の熱も受け止めてやったんだから俺のも、頼むな。」
「ッ゛!!?」
綺麗な顔で欲情した熱を帯びた表情で言われたら拒めない。不安でしかないけど彼の熱に侵される。
「な、俊・・・。」
「ん、判ったから・・・・・・」
年下のこの彼の姿に拒むなど出来ない。こうして2人の密な時間は、甘く蕩けていく・・・・・・。
━ 終 ━
最初のコメントを投稿しよう!