【 寂しいから、抱き締めて。 】

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   「ッ・・・・・・」  腰と脚に力が入らないがベッドを降りて洗面台に壁伝いで向かう。 「ッ゛?!!!」  電気を点けて鏡に映った自分を見て動揺と不安が押し寄せた。眠る前となにも状況は、変わっていない。それよりも体調がおかしい。 「あ・・・・・・ッ」  洗面台に牡が触れた瞬間に電気が走ったかのような衝撃に全身が襲われて床に座り込んでしまった。 「っ、な・・・・・・に?」  普段から性欲は、落ち着いている方だし自分ですることもほとんどない。それなのにいまは、牡を弄りたくて堪らない衝動に駆られる。 「っ、・・・うぅん、ンッ・・・・・・」  クチュッ クシュッ ズボンから解放してなぜかすでに熱り勃つ自身を握って擦り上げる。全身と腰にクる甘い痺れに手が止まらない。   
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