【 寂しいから、抱き締めて。 】

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   「あっ、・・・はあぁ。」  片手では、上手く刺激を与えられなくて震える両手で牡を握って少し乱暴に擦り上げる。いつの間にか洗面台に凭れながら膝立ちで腰と手を同時に動かし快楽を求めていた。 「ン、ふぅ・・・んっ」  滅多に自分でしないので上手くいかないのかもしれない。一向に果てる気配がない。 「あっ、・・・・・・なん、れっ。イケな・・・っ。イケないぃ・・・・・・ッ」  待てどくらせど一向に終わりが見えない。切なすぎて這うようにしてスマホを掴んだ。  》》 * 「これこれ~俊の好きなヤツ。」  帰り道のいつものコンビニに寄って恋人が好きな物をカゴに入れる。久しぶりに早く帰れる。ご機嫌を伺って致したいものだ。 「ん??」  ポケットのスマホがブルブルと震える。 「はい、はい・・・はーいっと・・・・・・俊??」   
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