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私は森で迷った。
小リスを見つけた。それを追いかけてるうちに森の奥へ奥へと
入ってしまった。
きっと駐車場では両親が心配してると思う。
小リスを追いかけていると、とてもとても大きな木に出会った。
小リスはその木の中に入ってしまった。
驚くことにその木には大きな扉が付いていた。
取っても付いているので開くこともできそうだ。
私はおそるおそるその扉を開いた。
中は意外に明るい。
「ルミちゃんようこそ、奥の部屋にどうぞ」と手紙と机の上に矢印が書かれている。
何で私の名前が分かったのだろうかととっても不思議だった。
でもあまり深く考えないようにして、矢印に示された扉を開けた。
そこはほんのり明るくて、部屋の真ん中にはちょっと大きめのシーソーが置かれている。
その上に「シーソーに乗って、ルミちゃんの知り合いや、何かモノを思い浮かべてごらん」
そう書かれた手紙が乗っている。
私はまずママのことを思い浮かべた。
そうしたら反対側の椅子にママが表れて
シーソーがゆっくりと動き始めた。
私が下に下がって、ママが上に上がった。
今度はパパのこと考えた。
シーソーは同じような動き方をした。
次は彼氏のトムのことを思い浮かべた。
やっぱりトムの方が上に上がった。
今度は「ニキビ」を思い浮かべてみた。
そしたら私の方がシーソーの上に上がった。
楽しくなってきたので、愛犬チャーリーや、親友のジェーン、いろいろな人やモノを
思い浮かべてみた。
シーソーは上がったり下がったり大忙し。
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