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「ああ、俺 両刀だし、そういうのこだわりないから。それにさ、」
と、レオンがふっとまたあの人懐っこいような笑みを浮かべて、
「俺の恋人も同性だし、ミクっていってすげぇかわいいの。あんたも、その葵とかいう奴のことが、かわいくって大好きなんだろ?」
そう話すのに、
「……お、おう」
と、思わず頷くと、
拳が突き出されて、ガッと互いの拳を打ちつけ合った。
そこへ、「レオンさん、指名が入ってます」と、黒服が呼びに来て、
「悪いな、じゃあ俺もう行くわ」
と、レオンがテーブルを立ち、
「……かわいい恋人、愛してやれよな?」
去り際に2本指を唇に添えチュッとキスを投げかけた。
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