160人が本棚に入れています
本棚に追加
/79ページ
「……擦り合わせをしますか?」
俺の言葉にゆるゆると首を横に振る。
「嫌なんですか? どうして?」
「……もう、恥ずかしい……家で、したい……」
「…ふん」と、小さく鼻を鳴らして、「……わかっていますよね?」と、耳に声をひそめた。
「俺の言うことは、絶対だと」
「……あっ、うん…………はい」
俺の責め句に彼のM気質がむくりと頭をもたげる。
「こうやって抱き合っていれば、何をしているのかまでは、きっとわからないので」
寝転がったままでぴったりと身体を重ね合わせると、垂れた着物の裾で下半身は覆い隠された。
同意をしたとばかりに、ぎちぎちと半勃ちのものを押し引きながら、唇に喰らい付く。
最初のコメントを投稿しよう!