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僕が生徒会室を出たとき、ちょうどメッセージアプリの通知が鳴った。
幼馴染みでクラスメートの夏世から、『部活終わったー! 一緒に帰ろー!!』とメッセージが来ている。
スタンプメッセージで『OK』と送り、僕は昇降口まで降りていった。
昇降口には夏世とその妹の夜深の二人がいた。
この二人、水守姉妹は僕の家の隣に住んでいる。
だから、夏世の部活がない日や早く終わった日は一緒に帰ることが多い。
「ソラ、どうだった!?」
夏世が僕に声をかけてくる。
その横で夜深もそわそわとしていた。
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