第1話 生徒会長

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僕が生徒会室を出たとき、ちょうどメッセージアプリの通知が鳴った。 幼馴染みでクラスメートの夏世(かよ)から、『部活終わったー! 一緒に帰ろー!!』とメッセージが来ている。 スタンプメッセージで『OK』と送り、僕は昇降口まで降りていった。 昇降口には夏世とその妹の夜深(よみ)の二人がいた。 この二人、水守(みもり)姉妹は僕の家の隣に住んでいる。 だから、夏世の部活がない日や早く終わった日は一緒に帰ることが多い。 「ソラ、どうだった!?」 夏世が僕に声をかけてくる。 その横で夜深もそわそわとしていた。
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