第1話 生徒会長

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僕は家へ向かって歩きながら、明香先輩と彩香のことを水守姉妹に話した。 夏世も夜深も頷きながら聞いてくれた。 「なんだか、おにいらしいオチがついたね」 夜深が笑う。 告白の結果をオチ扱いされたのは悲しいが、言いたいことはよくわかる。 僕自身、そう思ってしまったというのもあった。 「本当にソラってば残念だよね」 何が残念だとつっこみたいのだけれど、夏世の反撃が怖いため黙って聞いている。 心の中では、どちらかというと明香先輩の方が残念だったと呟いた。 僕たちが家に着くと、夏世と夜深は隣の家へ荷物を置きにいった。 そしてすぐに戻ってくる。 二人と一緒に夕飯を食べるのが僕の日常なのだ。
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