第2話 七不思議のうわさ

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僕が調理している間、姉妹はリビングで宿題をしていた。 唐揚げができる頃にはそれも終わり、テーブルを片付けている。 唐揚げの他に、サラダと煮物、味噌汁を用意して盛り付ける。 夜深が運ぶのを手伝ってくれた。 「そう言えば、ソラは桜高(おうこう)七不思議って知ってる?」 唐揚げを頬張りながら、夏世が聞いてくる。 桜高こと、桜海(おうみ)学園高校は僕たちの通う高校の通称だ。 「桜高に七不思議なんてあったっけ?」 夏世に僕は聞き返す。 桜海学園高校に通い初めて二年目、七不思議なんて聞いたことがなかった。
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