第2話 七不思議のうわさ

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入れ替わりがバレてるのと同じじゃないのかそれ……とも思ったが、明香先輩たちのことなので口を挟めない。 「本題の七不思議だけどね、全部知ってしまうと呪われて死んでしまうってうわさなの」 夏世が食器を片付けにいっている間、夜深がうわさについて教えてくれた。 七不思議はそれぞれ『うわさ』として囁かれていて、それを全て知ってしまうと死ぬという。 ホラー漫画にでもありそうな設定だなあ、と思って聞いていた。 「呪いはないにしても、誰かが意図的に『うわさ』を流している感じはするんだよね」 夜深がうわさについて、正直な感想を呟く。 運動面に能力全振りな夏世と違い、夜深は運動は苦手だがすごく頭がいい。 夏世の宿題を夜深が教えているくらいだ。 「どうしてそう思うんだ?」 そんな夜深が『誰かが意図的にうわさを流している』と感じたのなら、きっとそれは事実なのだろう。 だから僕は訊ねてみた。
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