プロローグ 幼い日の初恋

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プロローグ 幼い日の初恋

まだ幼かった頃の初恋を思い出す。 思い出すと言っても、うろ覚えでほとんど覚えていない。 十年以上前の、幼少の記憶。 物心つくかつかないか、そんな時分の記憶なのだから霞がかってしまっている。 それでも覚えているのは、入院中の病院で出会ったということと、幼さの中にも大人びているところがあったこと。 そして、笑顔だった。 高校生になった僕は、生徒会長を務める先輩に憧れと恋心を抱く。 それはどこか懐かしくて、この気持ちを伝えるため、彼女を探すことにした。 .
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