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夏海は家へ帰ると、まず机の上のノートを広げた。
そのノートに今日あった出来事をできるだけ細かく記入していく。
学校での友達との会話やお昼のメニュー、今日休んだ人の休みの理由等、とにかくどんな些細な事も事細かに書くと、ノートを閉じて今日出た課題に取り組む。
予習復習や課題などは必ず家へ帰ってからすぐにやるようにしている。
それは夏海の真面目さと、ある重大な理由によるものだった。
それが終わると風呂に入る。
部屋着に着替えて10時頃にはご飯も食べずにベッドに横になった。
大学生が10時に寝るのは早すぎるようにも思えるけど、これが夏海の日常だった。
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