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Part6
或る日、羨ましがりやすい女がハンバーガーをくわえて歩いていた。
橋を渡る時、川が見たくなって欄干に寄り掛かり川面を眺めると、川面に映った自分の顔がくわえているハンバーガーの方に興味をそそられ、顎を外さんばかりに溜息をつきながら呟いた。
「あーあ、いいなあ」
すると、ハンバーガーはパッパラパー!バイバイ!と言っているかのように川へ落ちて行った。
女は川の中でハンバーガーがばらばらになり消えて行くのを眺めながら、あれまあと茫然として後悔し残念がった。
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