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Part7
或る日、欲をかきやすい女がハンバーガーをくわえて歩いていた。
橋を渡る時、川が見たくなって欄干に寄り掛かり川面を眺めると、川面に映った自分の顔がくわえているハンバーガーに欲望を感じ、顎を外さんばかりに呼び掛けた。
「おーい!お前も私の口元においで!」
すると、ハンバーガーはドアホ!ほな、さいなら!と言っているかのように川へ落ちて行った。
女は川の中でハンバーガーがばらばらになり消えて行くのを眺めながら頭を掻きむしって後悔し残念がった後、ハンバーガーを取り戻そうと、欄干を乗り越え、川へ飛び込んで行った。愚かにも欲をかく余り、自分が泳げないことも忘れて・・・
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